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ロバート・グリフィン3世の契約合意ニュースの中に「オフセット条項なし」という記載がありました。英語では「Offset Language」と呼ばれるものです。

新労使協定により新人契約額に上限が設けられたにも関わらず、今年の1巡指名選手の契約合意が意外にも長引いているのは、この条項を契約に含むべきか否か、各チームや代理人達が様子見していたためと言われています。今回はこの「オフセット条項」について説明します。

昨季開幕前に締結された労使協定では、ドラフト指名選手選手は全て4年契約となり、1巡指名選手のみ、チームが5年目の契約オプションを持つことになっています。1巡上位指名選手の場合、4年契約の全額保証が標準です。しかし、期待したほどの活躍が見られず、4年を待たずに選手を解雇する場合に「オフセット条項」の有無が重要になってきます。

「オフセット条項」を含まない場合: 解雇した選手が他チームと契約しても、旧チームは新人契約で保証した金額の残り分を選手へ支払わなければならない。この場合、選手は新チームの年俸と旧チームの保証残額の両方を受け取れる。

「オフセット条項」を含む場合: 解雇した選手が他チームと契約すれば、旧チームは新人契約で保証した金額残り分から新チームの年俸を差し引くことができる。新チームからの年俸が保証残額と同じ場合、旧チームの負担はゼロ。

仮に、グリフィンが3年目終了時点で解雇されるとします。4年総額2,112万ドルの新人契約は全額保証。4年目の年俸は326万ドルで、これが保証残額となります。

契約にオフセット条項が含まれていないため、仮にグリフィンがジャガーズへ移籍し1年200万ドルの年俸を手にしても、レッドスキンズはグリフィンへ326万ドル支払わなければなりません。一方グリフィンは、レッドスキンズからの326万ドルとジャガーズからの200万ドルの両方を受け取ることになります。

もしオフセット条項が含まれていれば、レッドスキンズは保証残額である326万ドルからジャガーズが支払う200万ドルを差し引いた126万ドルのみ、グリフィンへ支払うことになります。チームがオフセット条項を希望するのはこのためです。

今年のドラフト全体9位でパンサーズに指名されたLBルーク・キークリーは、ドラフト終了から2週間も経たない5月10日に契約合意しました。キークリーの契約にもオフセット条項は含まれておらず、キークリーと同じCAA Football所属の代理人を雇っているグリフィンもオフセット条項を排除しています。

同じくCAA Football所属の代理人を雇っているRBトレント・リチャードソン(ブラウンズ全体3位指名)、OTマット・カリル(バイキングス全体4位指名)、Sマーク・バロン(バッカニアーズ全体7位指名)もオフセット条項排除を譲らないものと思われます。

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