第12週サンデーナイトのカウボーイズ戦で見せた見事な片手タッチダウンレシーブで、ジャイアンツのWRオデル・ベッカムは一躍有名になった。

試合前の練習では、飼い主からフリスビーを投げられた犬のように、軽々とジャンプして片手でボールを手にするベッカムの姿が見られ、ベッカムが今季最高のプレーを披露したのはNBCがその映像を流した直後だった。

しかし、ベッカムの母校ルイジアナ州立大のチームメイトやレス・マイルス監督に言わせると、ああいうプレーは何度も目にしたそうだ。MMQB.comが伝えている。

ベッカムはニューオーリンズ出身。マニング3兄弟も通ったイシドア・ニューマン高校の3年生の時に、7対7のフットボールキャンプに参加し、そこでWRジャービス・ランドリー(現ドルフィンズ)と知り合った。

互いにルイジアナ州出身、身長5フィート11インチ、誕生日も1992年11月生まれと共通点の多い2人は即意気投合。大学では是非一緒にプレーしたいと誓い、2人ともルイジアナ州立大へ奨学金進学した。

マイルス監督によると、「オデルとジャービスは常に競い合っていた。間違っているかもしれないが、片手キャッチの練習を始めたのはジャービスだ。彼が始めると、オデルもやりたがった。当初はコーチとして、『両手を使え!』と指示したのだが、両手ではキャッチできないパスもある。どうしても両手が届かないボールもある」という。

NBCが中継中に流した片手キャッチの練習は、ルイジアナ州立大所属時代に常にやっていたものだ。マイルス監督はベッカムは片手キャッチに適した選手だと話す。

ベッカムは身長5フィート11インチ(180cm)の割に、手のサイズが10インチ(25cm)と大きい。ライオンズのWRカルビン・ジョンソンは身長6フィート5インチ(196cm)ながら、手のサイズは9.25インチ(23.5cm)とベッカムより小さい。また、優れた運動能力により、無理な方向へ体を曲げても、コントロールを失わない。

「オデルの指導に当たったことがあるコーチなら、彼のボール処理能力がいかに傑出し、稀であるか知っているはずだ。我々は常にそれを目にしていた。オデルとジャービスが片手キャッチの練習をするのを、手を止めて見ていた。他の選手達とは比べ物にならないレベルだった。元チームメイト達が『ああいうプレーは何度も見た』と言うのはそのためだ」

しかし、大多数の人にとって、オデルの片手キャッチを目にしたのはカウボーイズ戦が初めて。試合中ソーシャルメディアの話題はこのプレーで持ちきりだった。

あのレブロン・ジェームスにまで、「Wow!」と言わせたベッカムは、「とても嬉しい賛辞だ」と言いながらも、「これが自分最高のキャッチになって欲しくはない。もっとやりたい」と続けた。

マイルス監督が説明したように、QBイーライ・マニングからのあのパスは、「片手でしかキャッチできなかった」とベッカムは振り返る。「写真を見たが、指先だけで捕らえた感じだった。ボールは3本の指に乗ったが、ぐらいついているような感じはなかった。捕れたと思った」

Comments are closed.