第8週のラムズ戦で、49ersのRBレジー・ブッシュが膝を負傷し、退場した。ブッシュが負傷したのは、フィールド内ではなく、サイドライン後方だった。

ラムズの本拠地エドワードジョーンズ・ドームは、床下に収納された人工芝を広げて試合を行っている。サイドライン後方部の床は人工芝に覆われておらず、コンクリート剥き出しの状態で、スパイクの付いたクリーツを履いた選手が走り込んで来ると、つるっと足を滑らせてしまう。

ブッシュが膝を負傷したのは、第1Q最初のパントリターンでサイドラインを走り出た後、コンクリートの床で滑ったため。背後からラムズの選手に押されたこともあり、勢いが止まらず、コンクリート部分まで走り出た矢先に転倒。その際に膝を痛めた。第7週にはブラウンズのQBジョッシュ・マカウンも転倒している。

ブッシュの膝の具合だが、ACLを断裂したのではないかとの憶測も流れているが、現時点で真相は明らかではない。

エドワードジョーンズ・ドームの他にも、選手の安全面で不安が残るスタジアムは、ブッシュが所属する49ersのリーバイス・スタジアムや、テキサンズのNRGスタジアムだ。

いずれも足への負担が少ないはずの天然芝スタジアムだが、継ぎ目部分で問題が多い。WRウェス・ウェルカー(当時ペイトリオッツ)やLBディミコ・ライアン(当時テキサンズ、現イーグルス)が大怪我を負ったNRGスタジアムは今年9月、来季は人工芝へ切り替えると発表した。

昨季オープンしたばかりのリーバイス・スタジアムは、すでに何回か芝生の張り替えを行っている。しかし、第6週のレイブンズ戦では、Kジャスティン・タッカーの軸足が芝生にのめり込んだり、第7週のシーホークス戦では、スクランブルに出たQBラッセル・ウィルソンの足が芝生に埋もれ、ダウンする場面が見られた。

リーバイス・スタジアムは2016年2月の第50回スーパーボウル開催地だ。果たしてそれまでに芝生の状態が改善されるのかどうか。

ロサンゼルス移転がささやかれるラムズがエドワードジョーンズ・ドームの改修に予算を回すとは考えにくいが、選手の安全を優先するなら、早急に対処すべき問題のはずだ。

ブッシュも今季絶望となる可能性が強くなった49ersは、先発RBのカルロス・ハイドも左足の疲労骨折でラムズ戦に欠場。RBの故障が相次いでいる。このため、元テキサンズなどのRBベン・テイトをワークアウトさせる予定だが、契約には至らないのではないかという見方が強い。

テイトはRBジャマール・チャールスがACLの断裂で今季絶望となった後、元セインツなどのRBピエール・トーマスらと共にチーフスでワークアウトを行ったが、契約には至らず、チーフスはプラクティススクアッドからRBスペンサー・ウェアを昇格させている。

そうなると、再契約に望みが出てくるのは、オーストラリア出身の元ラグビー選手RBジャリッド・ヘインだ。ヘインは試合前日の10月31日に解雇されたばかり。代わりにプラクティススクアッドに所属していたRBケンドール・ギャスキンスが、ロスター入りを果たした。

ギャスキンスはキャリー5回で6ヤードを獲得したのみ。49ersはチーム全体で38ラッシングヤードしか獲得できず、タッチダウンなしの27-6でラムズに敗れた。

追記

49ersは2日、ヘインをプラクティス・スクアッドへ加入させた。

ブッシュはACLではなく、MCLの断裂で手術が必要となり、今季絶望に。

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