ブロンコスのQBペイトン・マニングが7日、引退記者会見に臨んだ。コルツで退団記者会見を行ってからちょうど4年目、4年目もテネシー大学に残ると発表してからちょうど19年目の日だった。

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会見台に立ったマニングは、しばらくうつむいたまま。すでに感極まり、最初の言葉を発するのに時間を要した。引退スピーチは12分間。試合に向け入念な準備をすることで知られるマニングらしく、予め用意したスピーチには選手生活で印象に残った瞬間や、家族や敵チームのコーチや選手など、マニングのアメフト人生に影響を与えた様々な人が登場した。

NFLで初めて決めたパスはRBマーシャル・フォークへ。初タッチダウンパスは今年殿堂入りを果たしたばかりのWRマービン・ハリソンへ。このデビュー戦の対戦相手のQBは、父の次に好きな選手だったというダン・マリーノだった。

ルーキーイヤー終盤には、ボルティモアでレイブンズと対戦した。コルツがインディアナポリスへ移転してから初めてボルティモアで行われた試合終了後に、ボルティモア・コルツ時代の名QBジョニー・ユナイタスと話す機会があった。

試合には敗れたが、ユナイタスから「ペイトン、あきらめるな。応援しているぞ」と言われた点に触れ、「18年間あきらめずに続けた・・・19番(ユナイタスの背番号)も少しは自分のことを誇りに思ってくれているかな」と言葉を詰まらせた。

その後、「18年には何かがある・・・18はいい数字だ。今日、プロの選手生活から引退する」と引退を表明した。

「毎日汗を流し、夜も目をこすりながらノートを取ったり、映像を見た理由はただ一つ。試合に対する尊敬の念からだ。NFLでのキャリアを振り返って、チームに勝利をもたらせるよう、自分にできる限りのことを尽くしたと断言できる。自分よりも才能がある選手はいた。だが、自分よりも試合に備えた選手はいない。だから、まったく悔いは残っていない」

スピーチでは何度も涙をこらえた場面があったが、得意のユーモアも忘れなかった。新人QBによる最多インターセプトという不名誉な記録の持ち主である点に触れ、アンドリュー・ラックやキャム・ニュートン、弟のイーライが自分の記録を破ってくれるのを応援していたと明かし、イーライはルーキーイヤーに16試合出場していれば記録を破れたはずだと話した。

また、引退後にできなくなり、惜しまれることの一つとして、試合終了後にトム・ブレイディと握手できなくなることを挙げ、「ペイトリオッツのファンさえも名残惜しい。でも彼らの方が僕がいなくなるのを惜しむだろう。かなり白星を献上したから」とジョークを交えた。

「いい戦いだった。今はフットボールのレースも終わった。18年が経ち、その時が来た。皆さんに神のご加護を。フットボールに神のご加護を」。そう言って18年間のキャリアの幕を閉じた。

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