第6週のファルコンズ戦でシーホークスのCBリチャード・シャーマンがブチ切れた。後半開始直後のファルコンズの攻撃ドライブ。WRフリオ・ジョーンズが36ヤードのタッチダウンをレシーブを決めた直後だった。

サイドラインへ戻ったシャーマンは、ヘルメットを投げ捨て、クリス・リシャード・ディフェンスコーディネーターの方へと向かった。DEマイケル・ベネット、Sキャム・チャンセラー、LBボビー・ワグナーが近寄り、懸命になだめようとするが、シャーマンは感情の高ぶりを抑えられず。この様子はしばらくテレビカメラに捉えられた。

シャーマンは通常ディフェンスから見た左側のコーナーバックを定位置としてプレーしている。今季リーグ最強の得点力を誇るファルコンズ戦では、リーグ最強レシーバーとも言われるジョーンズのカバーに回り、左右両サイドやスロットに並ぶプレーが多かった。

タッチダウンのプレーでは、ジョーンズはオフェンスライン左側のスロットにセットし、シャーマンがカバーについていた。しかし、TEオースティン・フーパーがモーションしてサイドライン寄りの外に出ると、シャーマンは外側へシフト。故障欠場したチャンセラーに代わって出場していたSケルシー・マクレイがジョーンズのカバーに回った。

プレーが始まると、ジョーンズはエンドゾーンへ向け、左斜めに走り出した。シャーマンは外から内側へ走り込んだフーパーをマンツーマンで追って内側へ。一方、マクレイはゾーンカバーでフィールドの左端(ディフェンスから見た右端)3分の1は自分の領域外と解釈したのか、ジョーンズを追わなかった。

その結果、ジョーンズはオープンとなり、楽々タッチダウンに成功。ファルコンズが1ポゼッション差の17-10まで詰め寄った。

シャーマンは2013年シーズンのNFCカンファレンス優勝戦直後のインタビューで、当時49ersに所属していたWRマイケル・クラブトゥリー(現レイダース)のことをテレビカメラに向かってまくし立てたことがある。だが、サイドラインで自チームのコーチや選手に楯突く姿がカメラに捉えられたのは今回が初めてだ。

このため、試合終了後の質問はこの点に集中したが、シャーマンはこう説明している。

「単なるミスコミュニケーションだ。ケルシー(・マクレイ)はこのディフェンスに入ってまだ日が浅い。新しいアジャストを試みたが、コミュニケーションミスとなった。アジャストやカバーのコール…。正しくコミュニケーションが行われず、ああなった」

「話し合った件だったのだが、結局はそういうこと…。カバーが崩れた。プレーを阻止し、無失点に抑えられる場面で得点を与えてはならない。カバーミスのせいで点を入れられてしまった。(WRモハメド・)サヌのレシーブはナイスプレーだったが、あとの2プレー(ジョーンズとTEトイロロのタッチダウン)はカバーミスだ」

シーホークスのセカンダリーは昨年10月のパンサーズ戦でも、コミュニケーションミスが原因で、逆転タッチダウンを許している。幸いにも今回は26-24の2点差で辛勝。ピート・キャロル監督やチームメイト達は何も大騒ぎするようなことではないとしている。

試合2分を切ってからのファルコンズの攻撃で、シャーマンのジョーンズに対するパスインターフィアレンスがコールされなかった点も幸いした。

コメントを残す