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投手でありながらも打てる日本ハム・ファイターズの大谷翔平。アメフトのNFL、野球のMLBで活躍したボー・ジャクソン。リオ五輪にラグビーのアメリカ代表として出場したペイトリオッツのSネイト・エブナー。攻守両面でプレーする選手や、2つの異なるスポーツで活躍する選手など、二刀流には様々なタイプがある。

NFLでよく目にする二刀流は、カレッジ時代はQBだった選手がWRやRBへ転向するケースだ。元々QBに抜擢されるような選手は運動能力が高く、NFLレベルのQBとして必要な肩の強さやサイズはない場合も、他のポジションで起用してもらえるケースは少なくない。

ペイトリオッツのWRジュリアン・エデルマンはケント州立大のQBだった。ジャガーズのデナード・ロビンソンはミシガン大のQBだったが、現在はチームで唯一WR/RBと登録されている。新人シーズンはポジションに縛られず、OW(オフェンスの武器)として登録されたこともあった。

オハイオ州立大からQBとしてレイダースへ入団したテレル・プライヤーはチームを転々とした後、2015年からWRへと転向。第6週終了時点で413レシーブヤード、3タッチダウンでチームのトップレシーバーとなっている。もちろん、こういった元QB選手は緊急時やトリックプレーでパスを投げることもある。

高校時代までさかのぼれば、QB経験者の数は更に増える。ラムズのPジョニー・ヘッカーはプロボウル、オールプロともに選出2回の名手ながら、パンターへ転向したのはオレゴン州立大へ入学してからだ。高校時代のQB経験を生かし、パント隊形からパスを投げるフェイクプレーで1stダウンを更新するのは、毎年ほぼ恒例となっている。

二刀流の選手の中でも異例はテキサンズのLBブライアン・ピータースだ。控えのラインバッカーがスペシャルチームで登場するのは特に珍しいことではない。だが、ピータースは第5週のバイキングス戦でキックオフを担当。正キッカーのニック・ノバクに代わってボールを蹴り、試合開始時には敵陣16ヤード、第2Qのフィールドゴール後には敵陣24ヤード地点でボールをダウンさせた。

ピータースは高校時代にもキッカーを兼任。ノースウエスタン大卒業後はドラフトされず、アリーナ・フットボール・リーグやカナディアン・フットボール・リーグでプレーした。2015年にはバイキングスと契約し、開幕直前にプラクティス・スクアッド所属となったが、同年9月にテキサンズのロスターへ昇格。その翌月のファルコンズ戦でNFLデビューを果たし、今季がプロ入り2年目だ。

テキサンズのビル・オブライエン監督はピータースが練習中にキックを蹴っている姿を目にし、キックオフでの起用を決断。いつも同じ選手に同じようなボールを蹴らせるのではなく、趣向を変えたかったと説明している。

「練習ではエンドゾーンを越えるボールも蹴っていた。試合開始のキックオフでは、指示した通り(滞空時間が長い)ナックルボールを蹴り、15ヤード付近でリターナーをタックルすることができた」と、バイキングス戦での結果には満足な様子だ。

しかし、普段はあまり使わない筋肉を使ったためか、ピータースはバイキングス戦で大腿四頭筋を負傷。後半は正キッカーのニック・ノバクが再びキックオフをキックオフを担当し、第6週のコルツ戦には欠場する羽目になった。それでもオブライエン監督はピータースが復帰すれば、再びノバクと交互起用する意志を明かしている。


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