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カウボーイズでは故障欠場中のQBトニー・ロモに代わり、ドラフト4巡指名の新人QBダク・プレスコットが活躍中。開幕から先発出場し、現在5勝1敗で地区首位に立っている。

ロモの復帰が近づくにつれ、復帰後も好調なプレスコットを継続起用するのか?それとも2004年からチームを支えてきたロモへ交代するのか?カウボーイズ首脳陣の決断に注目が集まっている。

カウボーイズのこの状況は、2001年にペイトリオッツが直面した状況に酷似している。故障離脱中にトム・ブレイディに先発QBの座を奪われた経験を持つ元ペイトリオッツのQBドリュー・ブレッドソーがESPNに思いを明かした。

「明らかに似た状況だ。長年チームのQBを務め、そこで骨を埋める気でいた。だが、突然故障に見舞われ、若手選手が台頭すると、厳しい状況へと一転した」

「回復後は試合に出れると思っていた。だが、ビル・ベリチックに『そうか。だが、先発を変える気はない』と言われた。自分の代わりがいるということは、受け入れ難かった。自分がいなくても、地球は回り続ける」

ブレッドソーは1993年のドラフト全体1位でペイトリオッツ入り。新人シーズンから先発QBに抜擢され、2年目の1994年にチームを8年ぶりのプレーオフへ導き、1996年にはチーム史上2度目のスーパーボウル出場へと導いた。

しかし、2001年第2週のジェッツ戦でLBモー・ルイスに強打を受け、胸部の血管を破裂。一命は取り留めたが、2ヵ月の離脱を強いられ、その間、当時プロ入り2年目のQBトム・ブレイディが代役を務めた。

5勝2敗の好成績を残した時点で、ビル・ベリチック監督はブレイディ続投か、ブレッドソー再投入かの選択を迫られた。結果は知っての通り。ブレイディは今なおペイトリオッツの先発QBとして君臨し、チームを6回スーパーボウルへ導き、2001年を含む4回で優勝を遂げている。

「ダクは非常にいいプレーを見せており、チームの戦力も揃っている。ペイトリオッツ時代の自分とカウボーイズのトニーを囲む状況も似ている。トミー(ブレイディの愛称)がプレーするようになって、オフェンスラインが改善され、チームの調子がよくなった。そうなれば、若手選手は魔法を手にしたようなものだ。若手をかばおうとチームメイトも奮起し、歯車が噛み合う」

「ダラスでも同じようなことが起きている。デズ(・ブライアント)が欠場しても、勝てるチームだ。あのオフェンスラインとラン攻撃なら、かなり勝ち進めるだろう」

「どうなるかは分からないが、ダクを続投させるのではないか。それが当然の選択に見える。そうなれば、トニーも選択を迫られる。長期的な健康問題に関してだ。長年痛めて、後遺症が残る可能性もある腰をどうするか?」

ブレイディに先発の座を奪われたブレッドソーは2002年4月にビルズへトレードされ、2005年にはカウボーイズと契約した。

2006年は開幕から6試合でタッチダウン7回に対し、インターセプト8回と不調で、先発QBの座から下ろされることになった。そのブレッドソーに代わって先発に昇格したのが、奇しくも当時控えQBを務めていたロモだった。

「トニーは素晴らしい選手で、いいチームメイトだ。もしチームがダクを続投させると決めても、怪我を治し、練習に参加し、プロらしく仕事をするしかない。状況に正しく向き合えば、他のチャンスも開けてくる。本人が希望するならば。私はそうやって他のチャンスも生かせた。チームを優先して振舞うと決めていたからだ」

自身が故障離脱中に、不運にも、後にNFL史上最高の選手とも言われるようになる若手QBが台頭し、先発の座を奪われることになったブレッドソー。移籍後はプレーオフの大舞台を踏めないまま、2006年シーズンを最後に現役を引退した。

間接的に引退の引き金を引くことになったのがロモだが、そのロモが2001年のブレッドソーと同じ状況に立たされることになった。

「残念ながら、NFLは選手入れ替えのビジネスだ。怪我をすれば、代わりの選手が登場し、いいプレーを見せる。おまけにその選手のサラリーキャップが低いようなら、新天地を探さぜるを得なくなる。だが、自分の時もそうだったように、これもトニー自身の責任じゃない」

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